国民民主も抜けた形の野党連合 

本日付東京新聞朝刊によると、昨日は東京都知事選の告示日で、野党連合の押す候補者の街頭演説会に、立憲民主、共産、社民の3党首はそろったが、国民民主の代表は参加しなかったことが小さく報じられている。野党連合の事実上の機関紙の役割を果している「しんぶん赤旗」によると、3党首の名前とともに、宣伝カーには「衆議院議員 小沢一郎」の名前がある。だが宣伝カーの上には本人の姿は見えない。疑問に思いつつ同記事を読んでみると、「国民民主党の小沢一郎衆院議員は『勝利のためにあらゆる努力を約束する』とのメッセージを寄せました」とあることからわかるとおり、メッセージを寄せただけなのに、街宣車に乗っているかのような垂れ幕表示になっている。何を意味するかといえば、4党の結束ぶりを本来は見せたいのだが、国民民主が乗ってこないために、小沢一郎の名前だけを借りて誤魔化しているという構図だ。れいわ新選組が完全に離れただけでなく、国民民主もそこにいないのであれば、これは従来の「社共連合政権構想」とほぼ変わらないことになる。産経朝刊は「公明 北側氏ら擁立へ 来月にも衆院選挙区候補」の見出しで、公明党が次期衆院選の小選挙区候補者を7月には決定する見込みとの記事。いよいよ総選挙が臨戦態勢に入りつつあることを意味する。

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