安倍「国策の誤り」とガソリン補助

観測史上最も暑かった夏が終わる。だがこの暑さはこれが頂上ではない。来年以降はもっと暑くなることが予測されている。国連のグテレス事務総長は「地球温暖化の時代は終わり、地球沸騰化の時代が到来した」と象徴的な言葉を述べたが、日本はそのための貢献が足りていない。根本の理念が欠如しているからだろう。日本政府は9月末で打ち切る予定であったガソリン補助を年末まで延長することを発表した。本日付産経は「脱炭素化に逆行」と書いているが、それはその通りだろう。化石燃料の燃焼が地球温暖化の原因となっており、そのために電気自動車の普及などが期待されてきたからだ。日本のトップ企業はすでにトヨタ自動車くらいしかなくなっているが、そのトヨタも電気自動車の分野では立ち遅れており、こんごはアメリカのテスラに席巻される見通しが本日付日経でも詳報されている。ひとえに、10年近く前、安倍政治が脱原発を表明し、必然的に脱炭素化政策に国策として大きくカジを切っていれば、ガソリン補助という環境悪化政策のために「年間の教育・科学予算を上回る」ほどの巨費を投じる必要もなかっただろうし、何より、日本の産業界も世界の未来にとって多くのイノベーションを生み出したはずだ。戦後最長政権の「国策の誤り」は、今後も日本社会におよぶ。

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