日記

2012/02/08(Wed)
悪徳商法の“宣伝”に使われた「多摩レイクサイドFM」
 新しい防衛大臣のお粗末ぶりが盛んに報じられているが、野田政権で更迭された2人の大臣のうちのもう一人、消費者相だった山岡賢次の不適格ぶりも明白だった。悪徳商法として知られるマルチ商法の関係団体でたびたび講演を行っていたほか、そうした業者などからしばしば政治献金を受け取り、マルチ商法を拡大するための議員連盟の代表として、悪徳商法の“旗振り役”として議員バッジを活用する人物だったからである。
 一方で、こうしたグループを密接な関係をもっていた放送局もあった。東村山にある地域FM局(=多摩レイクサイドFM)で、マルチ商法を擁護する団体に平気でCMを行わせ、悪徳商法の宣伝機関として機能していた。この放送局、数年前には音楽の著作権団体からも指摘を受けたものの、逆にこの団体に抗議してきたのは、このFM局と密接な関係をもっていた当時の民主党代議士だったという。
 図式としては、「悪徳商法推進業界団体」―「それと連携する民主党議員」―「ジャーナリスト乙骨某」―「多摩レイクサイドFM」といったつながりのようである。
 このFM局のアンテナ塔は東村山市議会議員(朝木直子)の自宅に設置されており、同FM局は、同議員らの政治的プロパガンダの手段としても活用されていることは地元では常識的な話にすぎない。
 これら地域FM局の関係者が、同局がマルチ商法と密接な関わりをもってきたことに対する反省を述べたという話も、いまだ聞いたことはない。

 【多摩レイクサイドFM】 http://www.geocities.jp/tamalakesidefm/index.html