日記

2011/05/10(Tue)
尻尾を巻いて逃げ去ったリンゴ・ジュース売りの“ハッタリ右翼”
 元東村山署副署長の千葉英司氏が昨年5月、ネット右翼の瀬戸弘幸のブログ記事で名誉を傷つけられたとして、瀬戸ら2名を名誉棄損で提訴していた問題で4月20日、和解が成立したことがすでにネット上で話題になっている。それによると、瀬戸側は不適切な言動があったことを認めて「遺憾の意」を表するとともに、10万円を支払い、さらにブログ上の問題箇所部分(4日分)を4月末日までに削除するというものである。いわば瀬戸側の≪全面敗訴≫を認めた和解内容といえるが、瀬戸はいまだに問題箇所の削除を実行していない。
 もともと同人は、95年に東村山市で起きた女性市議転落死事件において、創価学会が暗殺したなどという荒唐無稽のデマを鵜呑みにし、そうした街宣行為に加担してきた者である。その裏付けとして、警察における内部告発情報を得ている旨を明らかにしてきた。ところがその内容をこれまで一切明らかにすることなく終始。結局、根拠もなく、バカ騒ぎを続けてきただけと見られてきた。
 昨年、千葉氏がその瀬戸を民事提訴したことで、瀬戸にとっては、その内部告発なるものの中身を具体的に明らかにし、同人らが唱えてきた教団謀殺説なるものの≪真実性≫を思う存分主張できる機会が生まれたはずだったが、法廷ではそのような説得力のある主張はまったくなされないままだった。
 要するに、彼らは根拠もなく、「デマ宣伝」に加担し、増幅しただけの存在といわれても仕方がない。もともとこのデマを最初に吹聴し始めたのは、東村山市議でありながら、“ペテン師”として知られる矢野穂積にほかならなかった。結局のところ、瀬戸らは、その矢野が“作出”したデマに煽られ、いいように動いてきたにすぎない。
 結論すると、瀬戸弘幸という一人の「男」は、自ら威勢よくタンカを切りながらも、最後はスゴスゴと尻尾を巻いて、法廷闘争から“逃げ去った”。東村山デマ事件の周辺には、こうした有象無象がたくさん群がってくる。この事件を事実関係によってではなく、さまざまな「利害関係」に基づいて行動している結果と思われる。