日記

2010/04/29(Thr)
デマにたかった右翼「西村修平」を断罪  東京地裁立川支部
 右翼団体「主権回復を目指す会」代表の西村修平(=威力業務妨害罪の前科あり)が街宣活動の内容などを名誉棄損で訴えられていた裁判で28日、東京地裁立川支部は西村に対し、10万円の損害賠償を支払うよう判決で命じた。
 問題となったのは2008年9月1日、東京・東村山駅東口公園で同人が演説を行い、95年同日に起きた東村山女性市議転落死事件について、計画的な殺害であり、東村山署がそれを自殺事件に仕立て上げ、女性市議の万引き事件を捏造したなどと断定したもので、「四悪人」として、転落死当時、東村山署副署長だった男性などを名指しししたもの。
 これに対し、元副署長は、100万円の損害賠償を求める名誉棄損裁判を提起し、審理がつづいてきた。判決文は38ページにおよぶ長さで、西村による摘示事実はいずれも真実性がなく、相当性もないと判断した。
 判決文では、「被告の主張するその余の点を考慮しても、亡明代が殺害されたことや、これが計画的なものであったことを認めることはできない」と結論づけ、さらに「本件転落死当時、亡明代に自殺の動機がなかったとはいえない」と明言し、原告側の主張を全面的に認める内容となった。
 被告の西村はこの事件で弁護士に委任していたが、判決に代理人は同行せず、西村ひとりが被告席に(原告側は所用で欠席)。傍聴者は19人。ほとんどが右翼関係者で占められたが、たいした混乱はなかった。