日記

2010/04/23(Fri)
「週刊新潮」が発した“負け犬の遠吠え”
 「週刊新潮」がノースアジア大学やその学長から名誉棄損で提訴され、謝罪広告の掲載と630万円の損害賠償を命じられて最高裁で確定していた問題で、同誌は4月22日に首都圏で発売された4月29日号(51ページ)に謝罪広告を掲載した。ただしその掲載の仕方は、「特集 異例の謝罪広告を追認した最高裁決定の研究」と題する4ページの記事の末尾に記載したもので、記事では「謝罪広告は憲法違反の疑い」などの識者の談話を羅列し、見苦しい“悪あがき”を演じている。
 「週刊新潮」が裁判所から命じられて謝罪広告や謝罪文を掲載するのは、1998年以降すでに9回目。ほぼ1年に1回のペースで掲載してきたことになる。昨年も朝日新聞阪神支局襲撃事件をめぐる「捏造手記」の掲載で、社会的に大きな批判を浴びたことは記憶に新しい。司法から損害賠償を命じられた累積額も、確定済みの分だけで90年以降、1億2000万円を超え、≪日本一の賠償雑誌≫であることにかわりはない。