日記

2009/02/15(Sun)
盗聴教団「日蓮正宗・妙観講」に“鉄槌”をくだす一書
 今日も墓穴裁判の続きである。日蓮正宗の阿部日顕を頂点とする関係者、シンパには似たような傾向を示す者たちが驚くほど多い。阿部日顕の直属の“秘密警察”とも指摘された「妙観講」(東京杉並区)などもその典型である。
 妙観講とその代表である大草一男が2002年10月、自らの盗聴疑惑を指摘されたことについて事実無根として訴えた名誉棄損訴訟がその事例である。被告となったのは、大草の指示で調査会社樺骰巣潟Tーチに違法な電話盗聴を依頼したと告発した元妙観講教学部長の渡辺茂夫、それらを報道した第三文明社、創価学会、報恩社などである。この裁判は4年後の2006年10月、一審判決が言い渡され、大草らの請求はすべて棄却されただけでなく、逆に、大草らの盗聴疑惑について判決文で認定された。
 大草は自ら名誉棄損で訴えておきながら、やぶ蛇に、日蓮正宗の盗聴体質を認定されるというドジな結果を迎えたのである。これらの判決は昨年3月、最高裁で確定した。事実関係を見るかぎり、日蓮正宗は≪盗聴教団≫といわれても仕方がない。
 このほど報恩社の代表取締役として自ら出廷して証言した北林芳典氏が、書籍『判決 日蓮正宗妙観講連続電話盗聴事件』(平安出版)を発刊した。2月5日に毎日、読売新聞に、7日付の朝日新聞に書籍広告が出ていたので、御存知の人もいるかもしれない。ここでは、この裁判の内容が資料とともに詳細に綴られていて、日蓮正宗の隠蔽体質が明確に記録されている。著者はこう書く。
 「私が一貫して主張してきたことは、本件連続電話盗聴事件が、阿部日顕→小川只道→大草一男→渡辺茂夫という命令系統をもって樺骰巣潟Tーチによってなされたということである」
 「電話盗聴の犯人が真実の報道に難クセをつけ、あまつさえ司法の場においてその報道をなした者たちに冤罪を着せようとした謀略裁判が破綻したのである。電話盗聴をしたうえで、それを隠蔽するために濫訴を行うという、常人では思いもつかない悪事を平然となす。そこには、既成仏教の皮をかぶった反社会的カルトとしての本質が露となっている」
 こんな≪謀略教団≫をいまだに信じる者たちもいる。昨年死去した山崎正友の葬儀は今年はじめ、妙観講本部で行われた。その山崎という“ペテン師”の下で成長してきた「ガセネタ屋」こと乙骨某も最近、自ら“墓穴裁判”を起こしているらしい。彼らの行動パターンは、驚くほど似通っている。