日記

2009/02/03(Tue)
「悪質マルチ業者」を“いいマルチ”と宣伝していた『東村山FM』(監事=矢野穂積)
 この問題にあまり深入りするつもりはなかったのだが、いきがかり上、もう一度だけ取り上げる。東村山市議会議員・矢野穂積が実質的な経営者とされる「多摩レイクサイドFM」と政治団体「ネットワークビジネス推進連盟」(略称NPU)の不透明な関係について、NPU幹事長をつとめていた守屋直幸という人物が、過去にもマルチ商法で警察ざたになっていたことが山岡俊介氏のブログ「アクセス・ジャーナル」(1月28日付)で報じられていた。それによると、読売新聞夕刊(大阪本社版・1992年6月11日付)にかつて次のような記事が掲載された。見出しは、「『会員増やせば月200万円』 泡ぶろ機業者を摘発 福井、富山両県警」という記事である。

 福井、富山両県警は11日朝、「会員を増やせば月200万円もうかる」などと持ちかけ、浴用電気泡発生装置などを売りつけていた東京都江東区東陽一、浴用機器販売会社「ダンディライオン」(藤井直幸、青木淳員両代表取締役)本社と、福井、石川、富山三県の同社地区販売担当者宅など計11か所を訪問販売法違反(マルチ商法)の疑いで家宅捜索した。調べによると、同社は昨年8月ごろ、福井県金津町など同県内数か所で、20歳代の男女を集会場などに集め、「会員になり、さらに1人が3人ずつ会員を勧誘していけば、ランクが上がり、月100万円から100万円のもうけになる」と言葉巧みに持ちかけて会員にし、アルカリイオン精製器や浴用電気泡発生装置を市価の2倍近い1台16万2000円で売りつけていた。石川、富山両県でも販売活動を続けており、福井県警は約100人、富山県警は約200人の会員を確認している。同社は平成2年4月に資本金2000円で設立。社員は12人で、他に各地に地区販売担当者を置いて会員を勧誘していた。

 実はここに出てくる藤井直幸なる人物が、上記のNPU幹事長を務める人物と同じ人物という。NPUという政治団体は、その中心的な幹部が、過去にもマルチ商法で多くの消費者を騙して問題となっていた人物だったということになる。
 NPUが東村山FMにもっていた専門番組「ネットワーク・プラザ」では、上記の問題幹事長が会長をつとめる株式会社の女性社長も登場。その番組は2005年3月26日に放送されたようだが、この女性は実は上記男性の配偶者にあたる人物で、過去にも2人は多くの消費者を騙した会社で“二人三脚”の関係にあったようだ。
 そうした問題業者と知ってか知らずか、前田雄吉は「いいマルチと悪いマルチがある」などとうそぶき、山岡賢次(現民主党国対委員長)らとともに業界の“太鼓持ち”を務めていた。さらにそれらに自分が理事をつとめる「地域FM」上で放送させ、利益を得ていたのが乙骨某ということになる。
 
 【山岡俊介ブログ】 http://accessjournal.jp/modules/weblog/
 【 同   上 】 http://www.accessjournal.jp/uploads/weblog_imagephotos/6089.jpg
 【キャッツドットコム】 http://www.neco.co.jp/company.html
 【東村山FMのパーソナリティの面々】 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%B2%E3%81%8C%E3%81%97%E3%82%80%E3%82%89%E3%82%84%E3%81%BE%E3%82%A8%E3%83%95%E3%82%A8%E3%83%A0#.E4.B8.BB.E3.81.AA.E3.83.91.E3.83.BC.E3.82.BD.E3.83.8A.E3.83.AA.E3.83.86.E3.82.A3