東京・東村山市の「問題市議」として知られる矢野穂積の身辺があわただしい。昨年は、当選まもない新人議員・薄井政美氏の経歴をめぐって騒ぎを引き起こし、現在、訴訟合戦に発展しているが、さらに別の市議会議員ともこのほど訴訟に突入することになった。
　今度の相手は佐藤真和（まさたか）市議会議員で、矢野は同市議に対し、公職選挙法違反・詐偽登録罪にもとづき当選取り消しを求める裁判を起こしていたが、このほど矢野らが敗訴したことに伴い、今度は佐藤議員のほうが名誉毀損で訴えるという。被告となるのは、矢野穂積・朝木直子の同一会派のコンビ。このコンビは、他会派議員に難癖をつけ、それをさらに自分たちの機関紙やウェブ上で意図的に掲載し、問題を大きくして、あたかも自分たちも目立とうとするかのような戦法をとっており、良識ある市民らからはすでに愛想を尽かされているほか、逆に多くの「敵」をつくってきた。
　この矢野は９５年の東村山市議転落死事件をめぐっては、報道をミス・リードする行動を意図的にとったことで知られ、これまた「報道失格者」として名高い乙骨某などと結託し、今日まで持論を強弁してきた。仮に同人をサイコパス・チェックリストで診断すれば、間違いなく高得点を取ると見られている「札付き」の市議会議員である。