日記

2007/02/03(Sat)
“第二の門脇”と噂される「草野敬」のやったこと
 「週刊新潮」編集部の契約社員に古株デスクの「草野敬」(46)という人物がいる。財界展望社などをへて、94年から週刊新潮で働いているとされるが、副部長の門脇護らと同様、編集部内では創価学会関連記事を多く手がけてきた。同編集部には「潮」や「第三文明」などの関係雑誌が備えつけられており、「それらを毎号とも熱心に読んでいるのはこの二人くらい」(関係者)との証言もある。
 その草野はこれまで複数回にわたり、自ら担当した記事をめぐって訴訟ざたになり、敗訴を繰り返してきた。判明しているものには、佐藤栄作元首相の孫に関する記事(98年4月16日号)で100万円の賠償命令、さらに民主党・菅直人議員の元愛人をめぐる記事(02年5月16日号)で150万円、加えて朝日新聞の天声人語を中傷した記事(03年2月20日号)で500万円の損害賠償が確定している。
 学会関連記事では、95年に週刊新潮が東村山デマ事件について2回にわたって掲載した記事(東京地裁から200万円の損害賠償を命じられた)を現地で中心的に取材したほか、韓国のテレビ局が報じた番組を意図的に利用した記事(05年10月6日号)の執筆に関わったことでも知られる。
 さらに昨年春、「本部前で『大乱闘』も起きた創価学会『九州の乱』」(5月18日号)とのタイトルの特集記事を執筆し、これも裁判ざたへ。同記事について、特定の情報源の証言に基づいて裏づけ取材を行ったと主張しているが、肝心の情報源には直接面談しておらず、電話取材だけで済ませていた。今月半ば、新潮社側証人として出廷するが、真実性はおろか、相当性も認められない可能性が高い。