英語通称名クリーン・パーティーのなすべきこと

安倍首相の桜疑惑について、公明党代表が民主党政権の時代にも「桜を見る会」は同じように開催されていた旨を述べ、「たいした問題ではない」かのように発信したのは、私には“与党ボケ”の象徴に思える。確かに鳩山政権時代にも同じように開催されたと思われるが、鳩山元首相が「前夜祭」と称し後援会員800人規模を地元などから呼び、ホテルニューオータニのような一流とされるホテルでパーティーを開催し、しかもその収支について政治資金収支報告書で一切報告していないというようなことをしていたとすれば、旧民主党の流れを組む各党に文句を言われる筋合いはないだろう。だが推測するに、民主党政権時代にこのような「前夜祭」は行われていないのではないか。前夜祭のパーティーは会費5000円で行われたというが、その収支報告がなされていない「理由」こそ最大の問題であり、仮に足りない分を安倍事務所で負担した、あるいは官房機密費などで補てんしたなどということになれば、現状の政権が持たなくなるという問題だ。「クリーン・パーティー」である公明党は、これらの点をきちんと国民に説明して潔白を証明するように安倍首相に求めるべき立場であり、それができないのなら、自ら「ブレーキ役」などと公言するのは今後止めるべきであろう。

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