世界共通の特徴をもつ政党

今日付の「しんぶん赤旗日曜版」に、かつて自民党に在籍していた代議士・中村喜四郎インタビューが掲載されていた。そこに次のようなくだりがあった。「共産党がいなければ野党は強くならないし、共産党自身も変化しています」。オイオイ。前半の個人的な感想はともかく、後半の「共産党自身も変化しています」は、はなはだ見識不足の物の見方だろう。真の意味での「カメレオン政党」である日本共産党が「変化している」ように見えるのは実は当たり前のことであって、それが同党の最大の戦術なのだ。共産主義政党は世界の多くの国々で誕生してきたが、政権をもつと例外なく、独裁政党として機能してきた。殺された人間は1億人を下らない。こうしたナチス同様の独裁主義政党に対し、中村のように肯定的にとらえる政治家や文化人が日本の中に多くいるのは、共産主義のこわさをこの国の人間がわかっていない証左にほかならない。その意味でも日本は本当にガラパゴスの国である。とっくの昔に「放逐」されていなければならないはずの政党が、巧妙なウソと誤魔化しによって生き長らえている。それだけウソとゴマカシが上手なのだと、マイナスの意味で評価することも可能だ…。

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