ペテン師・山崎正友に誑かされた人物

日蓮正宗前法主の阿部日顕(96)は宗教者としては「異常な行動」で名を残している。静岡県の弱小教団にすぎなかった日蓮正宗を、戦後、創価学会が献身的に支えて世界に広がる宗教に展開したにもかかわらず、山崎正友という元弁護士のペテン師に「20万人の信徒がついてくればやっていける」などと騙され、創価学会を破門した張本人だからだ。事件が起きたのは1991年。この年、創価学会は日蓮正宗宗門から正式に離れ、世界宗教への本質的な飛翔を始めることになった。日顕は宗教心の乏しい坊主としても有名で、アメリカに出張御受戒に行った際は、夜中にコソコソと抜け出して地元の金髪女性と買春し、トラブルとなったことで、日本でも裁判沙汰になったことで知られる。阿部は東京地裁に3回も出廷し、「知らぬ存ぜぬ」を決め込んだが、結局、数々の証拠から一審判決で事件の「真実性」を認定される結果となった。阿部は、山崎の策略に乗せられ、身を滅ぼした人間の典型的な一人である。山崎正友といえば、週刊誌対策のプロとしても知られ、「週刊新潮」が大きなダメージを受けたことがある。池田名誉会長を攻撃する架空の事件を作出した函館市在住の夫婦の事件で虚偽キャンペーンを大々的に広げ、版元の新潮社の社長が謝った過去がある。そのときこの捏造事件を記事にしたのが、門田隆将こと門脇護という人物だった。彼も阿部日顕と同じく、山崎正友のペテンによって、悪事に乗せられた典型的な一人である。

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