右も左も等しく劣化しゆく時代に

ここでいう「左」の代表は、日本共産党である。歴史的にも賞味期限のとっくに切れた政党が、立党当初とは正反対の主張をし、命を生き長らえようと必死にもがいている姿は、本質が見える者からするとあまりに情けない。いっそのこと、賞味期限の切れた思想を捨てて、出直せばよいのにその「勇気」もない。一方、2005年以降くらいから、右派言論の劣化ぶりも際立っている。単にスピーカーよろしく声が大きくなっているだけだが、ジャーナリストを名乗る者が、自分の気に食わない主張に対し、「反日」だの「日本を貶めている」だの「内なる敵」など、およそ理性的でない、情緒的な言葉を使って攻撃している時代である。結局は自信のなさの表れなのだろう。中道の位置から、冷静に見ていく立場がますます重要になる。

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