共産ベタ降り譲歩転換で、野党一本化進む

本日付の東京新聞は、参院選の準備で、野党が27の1人区で一本化に大筋合意したことを伝えている。最終合意すれば、共産党が21選挙区で候補を降ろすことになるということで、同党の柔軟化が一本化を進める要因になったようだ。日本共産党の候補者のままで決着したのは、鳥取・島根と徳島・高知の2選挙区のみ。そのほか福井県で共産候補に一本化される可能性を伝えている。もともと同党にとっては、今回改選の選挙区現職は東京、大阪、京都のみ。当選する見込みのない道府県に候補者を擁立するのは比例得票の掘り起こしが目的と見られるが、今回、多くの選挙区で他党に譲るため、比例票の掘り起こしはあまり期待できそうにない。多少の犠牲を払ってでも野党連合で勝利し、将来の政権入りをめざそうとする意図が透けて見える。

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