初の政権入りねらうウソだらけの志位和夫報告

日本共産党は昨日、参院選挙の7月21日投票を前提に第6回中央委員会総会を開き、委員長の志位和夫が報告を行った。報告では先の統一地方選挙において大きく議席を減らした事実を正直に述べているものの、「わが党は国政野党では第1党の地歩をしめしました」と自画自賛。立憲民主党や国民民主党よりも多くの議席を占めたと誇っている。さらに次の参議院選挙の戦いにおいては、「共産党だから支持する」という積極的な支持者を増やそうと呼びかけ、党員(30万人)だけでなく、赤旗読者(100万人)、後援会員(338万人)、支持者のすべてを対象に「担い手」を増やしていこうと呼びかけている。この場合の「担い手」とは、平たくいえば選挙運動員のことを指す。さらに97年の党史の中で「ブレない党」などと評価されていると自賛している。志位和夫は具体的には次のように語った。「日本共産党は、党をつくって97年の歴史をもちますが、この歴史は、日本国民の利益を擁護し、平和と民主主義、社会進歩をめざして、その障害になるものに対しては、相手がどんなに強力で巨大な権力であろうと、正面から立ち向かってきた」――。たしかにその通りだ。日本共産党が「強力で巨大な権力」とみなした警察官幹部などに「正面から立ち向かい」、組織的に計画して背後から射殺。殺害した後は、党をあげて知らぬ存ぜぬの主張を行いながら、ウソがすべてばれて有罪判決を受けた後も、そのことを真摯に謝罪せず、認めることもせず、70年近くも延々と言い逃れを続けている日本で唯一の政党である。同党委員長の志位和夫は、安倍政治を「ウソと忖度の政治」と表現しているが、そのことを当方は否定しないものの、安倍政治の「ウソと忖度」以前に、日本共産党の「ウソと忖度」のほうが、その歴史はずっと長く、古い。

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