ひと当たりと本質

プロの法律家でありながら恐喝罪で服役した元弁護士・山崎正友は非常に人当りのよい人物だった。相手の心を読むのがうまく、配慮もする。一見、思いやりにあふれた人物に見えた。会った人間は悪印象を持たない場合も多かっただろう。だが人間の本質はそのような表面的な印象で判断されるべきものではない。同じことが、波田地克利の問題でもいえる。同人を直接知っている人間あるいは会って話をした者には「悪い人物ではない」などと言う者もいるが、当然ながら、その人間の本質はその行動からしか計れない。結局のところ、本質を見抜く眼力がなければ、同情を寄せ、シンパシーを抱いたりもする。問われるのはその人物の行っている行為の本質であり、その人間の中身にある。

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