入国管理局長に新人事

本日付朝刊の法務省人事を見ていて目にとまったものがある。法務省入国管理局長の新人事についてである。もともとこの局長ポストは古くは外務省からの出向ポストだった。それがいつしか検察官のポストに変更されて長く続いてきたが、今回の新局長の名前は「佐々木聖子」である。私は若いころ、入国管理行政について取材することが多く、この名前はある著作によって記憶に残っていた。外国人労働者問題に詳しい、いわゆる入管プロパーと思われる。今回、出入国管理法を改正し、移民であることは否定しつつも、実質的な移民解禁に踏み切った政府において、今回は検事ポストでなく、より専門的な布陣にしたということだろう。それでも外国人労働者に関する行政を法務省で管轄するという考え方は明らかに間違っている。

トラックバック・ピンバックはありません

ご自分のサイトからトラックバックを送ることができます。

現在コメントは受け付けていません。