お笑い柿田睦夫

元赤旗記者の柿田睦夫という人物の書いた創価学会に関する新しい著作が時折新聞広告に掲載される。先日も東京新聞で目にしたし、古巣の『赤旗』にも掲載されている。この本の中で同人が公明党のことを指して「カメレオン政党」「政策や立ち位置をクルクル変える」などと記述していることをご存じだろうか。さらにこういう記述もある。「都合の悪い事実は隠蔽、削除して歴史を書き改める」。この人物はいったい自分の身の丈が見えているのだろうか。日本共産党の元機関紙記者として、よくこんなことが書けたものである。

実はこれらの言葉は、柿田の所属する日本共産党にこそ、そのまま当てはまる。次の簡単な事例をご覧いただきたい。

 

①日本国憲法に真っ向「反対」 ⇒ 「憲法を守れ!」と180度変節

②暴力革命に着手し、朝日新聞から「テロリスト集団」と烙印を押された過去 ⇒ いまは「平和の党」の振り

③ソ連の水爆はよいが米国の水爆はケシカランと主張 ⇒ (今)すべての核兵器は認められないと主張

④ソ連の原子力発電を手放しで持ち上げた過去 ⇒ (今)すべての原発を廃止せよ!と主張

 

これらは私がさっと思いつく、同党をめぐる路線の著しい転換(優しい言葉で形容すれば‥)にすぎないものだが、これではカメレオンどころか、カメレオン×100乗くらいの転換といえまいか。つまり、もはやカメレオンという地上に存在する既存の生物に例えられるようなレベルではないということだ。

ましてや、「都合の悪い事実を隠蔽・削除」してきた十八番は、日本共産党にほかならない。

たとえば過去の武装蜂起の時代を、一方の派閥がなしたことでいまの共産党とは関係ないなどとまるで幼稚園児のような理屈をつけて、「都合の悪い事実を隠蔽・削除」しているほか、上記の4点のような「変節」にしても、知らぬ存ぜぬの気風で目先の党勢拡大にまい進している。

自分たちの欠点を隠蔽するため、赤の他人に汚物を投げつけて恥じることがない。まさに「お笑い」そのものではないか。

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