物書きという職業

1997年に独立して物書きを20年以上続けている。わずか20年だがこの職業に特有のさまざまな事態が起こった。一つは民事裁判の提訴を複数受けたことだろう。記憶で数えてみると、山崎正友、日本共産党、矢野穂積、大草一男など、いずれも私が批判の対象とした相手ばかりだ。物書きもさまざまいるので一概にはいえないが、他人を批判すれば、それが仮に真実の指摘であっても報復手段として、訴訟を起こされることはままある。とはいえ、同業者の中には私よりはるかに多い訴訟を経験してきて人物もいるので、私などが極端に多いわけでもない。ちなみに上記の日本共産党は民事だけでなく、刑事告訴も同時に行ってきた。だが捜査機関による取調べは何ら行われないまま、先方はすべて取り下げる措置に途中で態度を変えたので、表面的には何事もなく終わった。それでも後で調べてみると、私の戸籍や住民票が東京地検から照会されていた(後に別件で地元の役所に情報公開請求した際に判明)。

ひとを批判すれば、その反動は当然うまれる。相手の不正を追及する場合など、相手は逃げられないとなればあらゆる手段をとってくることも通例の姿だ。

それでも物書きには、物書きとしての信条があり、使命と考える何かがある。私はこの職業が嫌いでない。

 

 

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