小泉と安倍の対照性

本日付の朝刊から――。小泉元首相はBS番組の収録で次のように語った。「総理が『原発をゼロにしよう』と言えば、野党も協力できる、国民も支持する。自然エネルギーを活用して日本を発展させる方針を立てるべきなのに、なんで立てないのか。できることをやらない。憲法改正なんてできるわけない。憲法改正というものは与党、野党が協力してやらなきゃ。憲法改正は選挙の争点にしてはいけない。できないことをやろうとしている」(朝日)。

一方、産経新聞は「正論」創刊45周年の記念パーティーの記事を掲載。出席した櫻井よしこはこう語った。「たった一つの祖国、日本を大事に思うメディアである産経新聞と『正論』が好きだ。産経がなくなったら日本は暗くなる。これからも応援していく」。また安倍首相もビデオメッセージを寄せ、次のように語ったという。

「『正論』は妥協を許さぬ鋭角的な発信で日本と世界の歩みを刻んできた。一貫して言論界をリードしてこられた歴代の豪華執筆陣に敬意を表する」

首相が憲法改正にこだわる理由は、櫻井よしこらを筆頭とする自身の熱狂支持者に対して頑張っている感を示すポーズの意味があることは言うまでもないだろう。

 

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