「不破哲三」と同じく通称名で政治活動する「玉城デニー」候補

戸籍名と異なる通称名で政治活動をする例はしばしば見られるようだ。女性国会議員が結婚し、戸籍上は姓が変わっても、よく知られた旧姓のままで活動するケースは知られている。ところが、まったく異なる名前で活動するのは、有権者の感覚からすればグレーゾーンと感じる人も多いのではないか。有名なところでは、日本共産党の最高指導者は長年、ペンネームで活動してきた。本名は上田建二郎という名前を持ちながら、不破哲三などというまったく異なる名称で政治活動してきた実績がある。

これと同じように現在白熱している沖縄県知事選の候補者・玉城デニーも、下の名前は通称名であり、戸籍上は別の名前がある。家族間の愛称がそのまま通称名となり、政治活動の際もこの名称を使っているとのことのようだが、これらを敷衍すると、自分の好きな名前で選挙に出ることが可能にならないか。

仮に野球のイチロー選手が出馬すれば、そのまま通るのだろうか。

有名なところでは、鈴木という本名をもつ森田健作という通称名の知事がいる。ここまで有名な名前なら通称使用も異論を唱える人は少ないかもしれないが、これらの線引きの基準は意外と難しそうである。

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