不平不満の者たち

若き日の池田名誉会長が創価学会に入会して間もないころ、当時の教団の雰囲気に違和感を覚え、師匠の戸田会長に相談したことがある。戦後間もない時期の教団は軍隊調で、先輩幹部が威張るなどの雰囲気が強かったようだ。そのとき戸田会長は「お前が自分の好きな学会に変えていけばよい」といったアドバイスをし、池田名誉会長はその通りに実践した。この話は教団の熱心な会員なら、多くが知っている話だろう。

近年、池田名誉会長が表舞台に姿を見せなくなった後、教団内では組織内組織構築の動きが顕在化した。波田地グループは長年、行楽地で宿泊付きの交流を繰り返し、中心者の一念の狂いによって、グループ全体を間違った方向に引っ張った。若き日の池田名誉会長が同じ立場であったら、波田地克利と同じように行動しただろうか。

徒党を組み、酒を飲みながら幹部批判を繰り返し、自己正当化した姿を皆に見せるような行動を繰り返しただろうか。私は逆であったと考える。

だれよりもまず現場の前線で地道に活動し、そこから発想し、言うべきことは幹部に意見していく。戸田会長から教えられたとおり、自分の努力と実践で、教団を中から善導しようとしたことは間違いないと考える。

波田地らは、池田名誉会長が存命のうちから、自己本位に行動を開始した。今後の教団のあり方を考えた場合、悪い芽は早く摘むべきと教団側が考えたのは当然すぎる話であり、いまだにネット上でおちゃらけている姿をみると、なんとも「小物」にしか見えない。

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