徒党を組む者の心理

ある著名な識者の著作に次のような言葉が出てきた。少し長くなるがそのまま引用する。

「私は、悪の本質は、総裁がいみじくも『群れ』と表現されたように、何かにつけ、すぐ『徒党を組む、組みたがる』点にあると思います。大人の世界でも、子どもの世界でも、この傾向は変わりありません。悪の生命というものは、どんなに強がり、偉ぶって見せても、本質的には臆病ですから、一人でいることに耐えられません。必ず何らかの徒党を組み、数の力に頼ることによって虚勢を張るしかない。虚勢を自信らしきものと錯覚して、たがいにもたれあい、威を張るしか生きようがないのです。まさに『犬の群れの論理』そのものであり、大人の悪の集団も、子どもの悪の集団も、よく調べてみると、例外なく、この論理に絡めとられ、“長いものに巻かれろ”式の大勢順応主義に支配されているものです」

以上は徒党を組みたがる者たちの人間心理を説明したものだが、私の地域の周辺にもこのような現象が顕著に見られる。一人では何もできないような者たちが、まさに「犬の群れの論理」で動いているのを目にすることがある。上記の内容にあるとおり、これらは子どもの世界の話だけでなく、大人の世界でも何ら変わらない。

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