【福岡一味】 やっていることは師敵対の極み

 元職員3人(小平秀一・滝川清志・野口裕介)についてはっきりいえることは、いまや公然と、「教団執行部の即刻退陣」を求めているグループということである。現在の執行部は池田名誉会長が手作りでつくり上げた“後継体制”であり、彼らが求めているのはそれを“破壊”することにほかならない。また執行部のだれが何をしたかという個別具体的な事実をもとに客観的な裏付けをもって罷免を求めているわけではなく、執行部全体を批判するという漠然とした要求にすぎないものだ。
 政治の世界で政権交代を求める野党の主張などはよく見られるが、そうした主張(=スローガン)とよく似ている。また仮にそれが実現した後のことなど彼らは何も考えていないようだ。民主党が政権をとって日本の政治がダメになったと国民の多くが思っているのと同様に、彼らはその意味で、後のことを考えず、自分たちの主張だけをごり押しして要求している“無責任の極み”というべき存在である。さらに上記のように“師敵対の極み”ともいってよいグループである。結局彼らは、広宣流布を破壊する勢力以外の何者でもない。
 2番目に、彼らは自分たちに都合のよい主張ばかり(それだけ)を繰り返している勢力にすぎない。もともとは教団の組織内部で問題を起こし、多大な迷惑をかけてきた人間たちである。学生部内で問題を起こし、当事者としての言い分はあったとしても、一切の非を認めず、職員として処分された者たちにほかならない。一切の非を認めないという行動は、次の3番目ともからむが、彼らがカルト・グループであることを示す重要な根拠の一つとなる。
 3番目に、彼らは宗教的ドグマをもったカルト集団にほかならないという事実だ。彼らは法に基づくというより、特定の人物を中心としてまとまったグループにほかならない。経文では法に依って人に依ってはならないと厳しく戒めている。彼らは世間のカルト集団によく見られるように、一カ所に固まって住む“異常集住”の形を取っている。現在は半径100メートル以内に、上記の3人をはじめ、福岡大祐、S、K、Mなどが固まって住む(いずれも足軽会の構成員)。それらは元職員3人が懲戒解雇される以前から見られた傾向だ。
 いま彼らの主張に同意するのは、似たような経緯で教団を追い出された除名者やさらにその関係者がほとんどだ。また何の経緯もわかっていない無関心派も含まれる。彼らはカルトであるがゆえに、自分たちの行動を客観的に見れなくなっている存在である。

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