安倍首相を見習った(?)財務次官

上が上なら下も下だとはこのコラムでも述べてきたことだ。安倍首相について、同人を官房副長官として引き上げた小泉元首相は「嘘に嘘を重ねておかしくなった。あきれてんだよ、国民は」と週刊誌で語ったようだが、上司である総理大臣の言動を真似たということだろうか。財務省の事務方トップが女性記者へのセクハラ発言を全面否定し、逆に週刊新潮を民事提訴する構えを見せている。事実関係はまだ確定したわけではないが、記事では女性記者がセクハラの対象とされており、音声も一部開示されている段階での開き直りは、安倍首相の政治姿勢の反映という気がしてならない。

すべからく組織はトップの姿勢に影響される。トップが言い逃れする態度などみじんも見せず、事実に対して忠実・謙虚で、国民に奉仕する態度にあふれていれば、このような事務方が出てくる余地などないのではないか。そのように思えてならない。

トラックバック・ピンバックはありません

ご自分のサイトからトラックバックを送ることができます。

現在コメントは受け付けていません。