★堕ちた生き方  「反逆者」に見る共通パターン 5

 ついでにこの人たちにも言及しておかなければならない。川崎の3人組、「足軽会」なるグループの生き残りメンバーのことだ。彼らの場合は「不祥事」というよりも、学生部の地元組織内のトラブルが原因となっている。若者世代にありがちな成果主義の行き過ぎが部員の反発を招き、世代間で対立を生んだ。客観的にみれば、双方に行き過ぎた面があったということであり、その方向での解決手段を模索したが、3人組は最後まで頑なに自分たちの非を一点たりとも認めようとしなかった。その裏返しとして、「対話」と称する威迫活動を職場内において延々と続けた。「常識外れ」といえばそれまでだが、彼らの最大の問題点は、自分たちの信仰の問題を、政治の問題にすり替えて、自己正当化を図ろうとしていることである。
 その心理的プロセスは客観的にはわかりやすいものだが、彼らが本来主張すべき対象物は、自分たちの「川崎学生部時代の幹部としての行動」に関してであるはずである。これが正しかったか間違っていたかが争点であったはずだが、彼らは、そのことにはほとんどふれず、世の中の脚光を浴びやすい政治的なテーマに飛びついてしまった。客観的にみれば、ほとんど「騙し」に近い。
 3人組に顕著なのは、「逆恨み」の感情というよりは、どこまでも「自己正当化」を図り続けるという、あまりにも偏った行動面である。若気の至りといえばそれまでだが、それぞれ40歳近くになってくれば、そうとばかりも言っていられなくなる。
 彼らがいま、政治にかこつけて教団批判活動を展開しているのも、これまで見てきた【不祥事 → 自己正当化 → 逆恨み → 処分(解雇・除名) → 批判活動(自己正当化を含む行動)】のプロセスにかなったものだ。最後は自己正当化を伴った批判活動に堕ちるしかない。それは、本当に教団をよく変えようとの一心だけから生じる建設的批判とは、やはり本質的に異なるものなのである。

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