波田地克利が「実名」で活動できない2つの理由

 現在、創価学会を提訴している波田地克利が実名で活動することができず、匿名あるいは陰に隠れて行動する理由が2つある。一つは同人が自ら起こしている教団による除名処分無効を求める裁判によるものだ。除名処分の原因は、①独自グループの形成②分派活動③マスコミへの情報漏洩――といったものだが、週刊誌などに直接・間接に情報漏洩した事実が相手方から証拠として提出されれば、裁判で不利になることは明らかである。そのため、ネット上においても、実名で活動することが許されない状態にあるのだ。
 一方、刑事事件では名誉棄損罪で告訴され、起訴猶予となってからそれほど日がたっていない。確たる証拠もないまま、偏った正義感から“独走”し、名誉棄損行為を働いた実績は、もはや消え去ることもない。そうした偏った正義感の根底に、特定幹部への個人的な悪感情があることも明らかである。
 問題は冒頭の民事裁判が終了した後の話だ。同人はもはや匿名で活動する必要がなくなる。そのときこそ同人は顕名となって、自身の主張を始めるはずである。
 かつて山崎正友も、覆面をかぶり、教団を攻撃し続けた過去がある。その上で、覆面を被る必要がなくなった段階で、それを脱ぎ去り、公然と教団攻撃を始め、それは死ぬまで変わらなかった。マスコミを使って教団を揺さぶるのは、反逆者の常套手段であって、特に驚くような手法ではない。それでも現在、同人が「実名」で行動できない事情を抱えていることだけは、確かである。

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