毎日と読売

およそ政治的主張では対照的とされる「朝日」VS「産経」と同じく、「毎日」と「読売」も対照的な新聞といえる。その毎日と読売の1面トップで、本日付では対照的な見出しが掲載された。毎日は共謀罪について「週内成立へ」と確定的な見出しを打ったのに対し、読売は「会期末へ攻防 与党小幅延長も」と、週内成立は微妙という内容を掲載した。なぜ違いが生まれたのだろうか。

それは野党が共謀罪法案の採決を阻止するために明日提出する構えの内閣不信任決議案に関する見解の違いのようだ。毎日は、不信任決議案について、「与党は衆院本会議で否決し、16日までに改正案を衆院本会議で成立させる方針」と解説。一方の読売は同じ事柄について、「野党が内閣不信任決議案を提出した場合、国会審議がストップし、週内の成立は困難となる可能性が高い」との認識に立っている。

週内成立を決め打ちした毎日と、「困難となる可能性が高い」とした読売。どちらが正しいかは経過をみれば明らかとなるだろうが、いずれにせよ、両紙ともに法案の成立を前提にしていることだけは共通している。

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