志位和夫の独善主義④ 宮本と不破の違い

宮本顕治がいまの日本共産党の路線をつくったことはよく知られる。最近も年中行事のように赤旗部数の拡大などやっているが、これも宮本時代に始めた運動方針だ。いまの党幹部はその方針を旧態依然として踏襲しているにすぎない。つまり何の発展性も感じられない。宮本は東大出のインテリではあるが、戦時下の獄中経験をもち、査問でスパイと目された同志を柔道の技でねじ上げ、死に至らせた経歴をもつくらいだから、共産主義者としては叩き上げの部類に入るだろう。一方の不破哲三は、上田建二郎という本名を使わず、格好をつけたような名前を使ってきたことからわかるとおり、東大出のインテリで、論文作成がうまかったことから宮本に重用されただけの人物である。宮本のような人生経験や、苦難にも遭ってはいない。ましてや志位委員長の世代になると、「50年問題」も経験していないし、不破よりさらに修羅場をくぐっていないひよっ子だ。同党の最高指導者が小粒化していったのは、時代といえばそれまでのことである。

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