小池晃のクビが飛ぶ可能性

本日のしんぶん赤旗の1面トップの見出しには首をかしげた。「首相会見 科学的根拠なし」というものだが、首相の会見で科学的根拠の説明がなかったとしても、結果的には根拠はあったということは当然ながらありえる話だ。本日付毎日新聞では山田孝男特別編集委員がかつてスペインかぜの大流行の際、アメリカですぐに公共施設を閉鎖したセントルイス市の事例を引き、そのときも新聞や大衆は行動制限されることに大いに不満を表明したが、その後、その措置が歴史的に評価された事例を紹介している。本日付のしんぶん赤旗が小池晃書記局長の顔写真を出して冒頭の見出しを立てたのは、やや行き過ぎに思える。まして小池は医師資格をもつれっきとした臨床医師の出身だ。首相のコロナ対策の初期対応の無策ぶりには不満の声が充満しているものの、今回の全国の小中高校などの一律休校の決定に真っ向から反対の記事を載せたこの赤旗記事は、かつてのセントルイス市長に批判の声を出して後で恥をかいた新聞の二の舞になる可能性がある。

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