投資ジャーナル元社長が焼死か

本日付の朝刊で、東京葛飾区で火災があり、ある人物が死亡したと見られることが伝えられていた。このコラムで過去に書いたことがあったかどうか覚えてもないが、私は学生時代、投資ジャーナルという会社でアルバイトをしたことがある。後に詐欺罪で立件され、社会的な大問題に発展した会社だ。アルバイトの内容は金儲けに関心のある投資家に電話して、特別会員になれば儲かる銘柄を教えるという単純なセールストークだったが、学生の口先三寸でもひっかかる被害者がゼロではなかった。仕事をしながら、これは人を騙しているだけではないかと感じたこともあったが、それほど深く考えることなく、短期のアルバイトを終えた。社員はまだ学生世代に毛がはえたくらいの連中で、儲かった社員は高級スポーツカーを乗り回したり、バブリーな生活を送っていた。社長からポンと報奨金に1000万円が皆の前で支払われたなどの話が出るような会社だった。アルバイトの身分で銀座のクラブにみなで飲みに行った記憶もある。そのとき、社長であった中江滋樹と見られる人物が焼死したと報じられたのが今朝である。朝の班長会で、皆に檄を飛ばした中江は、よくゆで卵を投げつけた。そんな記憶もかすかに残っている。

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