侵略戦争の当事者となった日本共産党の歴史

本日付のしんぶん赤旗は「『赤旗』創刊92周年」と題する社説(主張)を掲げている。そこには、「『戦争する国』づくりをめざす暴走政治を告発し、正面から対決する論陣を張ることができるのも、侵略戦争に文字通り命がけで反対の旗を掲げ続けた確固とした立場があるからです」と自画自賛している。この言葉が典型的な歴史の偽造であることを知る人はどのくらいいるだろうか。確かに昭和の戦争においては、共産主義者は弾圧を受け多くが牢にとらわれた。その時代を指して「侵略戦争に命がけで反対した」というのは、許されることではあるだろう。だがそうした反戦主義は、戦後、朝鮮戦争が始まると、国内で事実上の参戦行為を働いたのが日本共産党であった事実は完全にネグレクトされている。要するに戦後においては、日本共産党は侵略戦争に「加担」した当事者そのものなのだ。こうした事実と異なる宣伝で大衆を引き付ける手法を、一般には「詐欺商法」と形容する。言っていることと、やっていることがまったく正反対。真実の歴史を知れば知るほど、この党は駄目だなという感慨が深まるばかりである。

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