産経新聞のレベル

 3日前のコラムに戻るが、産経新聞のエース記者とみなされる人物が記者としての最低限の確認作業を怠り、名誉棄損に関する民事訴訟で2回も敗訴を重ねていることを指摘した。一つの新聞の「看板記者」がその程度の仕事ぶりなのだから、この新聞社のレベルというものはそれだけでも知れるというものだろう。少なくとも朝日新聞や毎日新聞、東京新聞の記者で名誉棄損裁判で複数回敗訴したこのようなお粗末な記者の存在は耳にしたことがない。裏付けもとらず不確かな情報のまま、自社と異なる主張をする相手を攻撃する材料に使う。要するに、ファクトに対し、極めていい加減な記者、さらにそうしたお粗末記者を重用するいい加減な新聞社といえる。このような新聞社だからこそ、他社特に朝日新聞に敵愾心を燃やし、あら探しに躍起になるというわけだ。いま、阿比留瑠比という記者の存在は、時の政権の不祥事を隠蔽するために活動しているだけの存在に見える。そこに公正などというジャーナリズムの本来的な存在意義はなく、ファクトをないがしろにしたまま自説に都合よく固執する姿が顕著だ。産経擁護の御用記者といえば、門田隆将などもまったく同じ穴のムジナともいえる人物であり、ファクト感覚は極めていい加減なことで知られている。

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