「ペンの闘い」55年

本日12月2日は1964(昭和39)年に池田名誉会長が小説『人間革命』の執筆を沖縄の地で開始して55周年の佳節となる。私自身もこれまでこの小説を何度読み返したかわからない。小説『人間革命』は沖縄で書き起こされたという点に一つの大きなポイントがある。「鉄の暴風」と形容されるほどの沖縄戦で県民の4分の1が命を落とす犠牲を被った沖縄は、本土の防波堤の役割を担った。その悲惨な歴史をよぎなくされた地で「戦争ほど、残酷なものはない」で始まる歴史的な小説を書き起こした点に、教団の生命線ともいえる理念と思想が横たわる。どこかの革新政党が、実態は暴力や内ゲバの温床でありながら、国民受けだけを狙って「反戦平和」を偽装している姿と、本質的・根本的に異なる実相がそこにはある。

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