公明党立党から55年

中道勢力として知られる公明党は1964年11月17日に結党された。個人的には私自身もそのころ生まれたので、私の年齢はそのまま同党の立党の歳月と重なる。公明党の淵源は地方議会選挙に初挑戦した1955年、初の国政選挙への挑戦として知られる1956年の参院選挙に遡る。当時は政党でもなく無所属での立候補だった。さらに結党前の3年ほどは、公明政治連盟という名の政治団体を結成し活動した時期がある。このときに創立者である池田会長(当時)の「大衆とともに死んでいく」という立党精神が明らかにされている。当時、「貧乏人と病人の集まり」と揶揄された教団を母胎に生まれた政党が、いまや自民党との連立政権に参画して20年の月日を過ぎた(細川連立政権での参画から計算するとすでに四半世紀を超える)。対する野党は非自民非共産の枠組みであったこの国の政治の伝統をかなぐり捨てた。いまでは「禁じ手」とされた革命政党・日本共産党にまで食指を伸ばし、創立97年をすぎてもなお一度も国政参画の経験を持たない同党が喜び勇んで協力する構造となっている。

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