腰高な人物の弱み

武術的にも腰が高いことは致命的なこととされる。相撲でも同じ体格なら腰の低いほうが強いに決まっている。まして小兵の力士は見ていると相当に低い。他のさまざまな武術においても「腰を落とせ」とよく言われる。当然ながら力学的に低いほうが安定するし、より力も出る。この原理は世間一般にも当てはまるようだ。平たくいえば自分の分を知るということでもあるだろう。かつて週刊誌時代に札付きの「捏造記者」として自分の会社にいられなくなった人間が、いまでは独立し、週刊誌時代と同じように「重大なデマ」を振りまいて世の中をいいように煽っている。その姿を改めて見たときに、これは本当に放置しておいてはダメだなと感じた。武術的にいえば、彼の動きは「腰高」なのである。つまり、実態は、弱く、もろい。自業自得といえばそれまでだが、人間は腰高でないほうがよいということの教訓だろう。

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