虎視眈々と機を狙うサイコパス指導者

付け込むべき「穴」を見つけて、自らの利益のために巧妙に利用する。それは個人レベルに当てはめれば、人間同士の争いであったり、憎しみ、羨みなどのさまざま感情であったりする。良心の呵責を持たず他者を操って利益を貪るタイプとして、「サイコパス」という一群が存在するが、それは国家指導者においてもいえることだ。現在の日韓経済紛争を目の当たりにして、この状態を自分のためにどのように利用しようかと喜びなから考えているのは、明らかに北朝鮮だ。北朝鮮は、日本が韓国に経済戦争をしかけ、返り血を浴びて日本の政権が窮地に陥るさまを、こんご存分に利用することになるだろう。拉致問題の解決など、遠い先になるかもしれない。サイコパスは、弱みを見せればどんどんつけあがる。妥協するということがない。その意味でも、安倍首相は短絡的な行動をとってしまった。政権の後半に入り、「油断」と「驕り」が生んだ結果とも感じられる。一般にひとは苦手な分野より、自身の得意分野で失敗するというが、今回はその最たるケースに思える。

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