社民党を救った沖縄県民の期待

今回の参院選挙で社民党が「政党要件」を維持できるかどうかは注目点の一つとなっていた。結論として比例代表の得票率が2・09%で、かろうじて「2%以上」の要件をクリアし、次の参院選挙までの3年間はクビの皮一枚でつながることになった。その最大の貢献をしたのが、沖縄県民の投票行動だった。沖縄県の比例票の割合を見てみると、全国平均とは異なる特殊な状況が浮かび上がる(100票単位は省略)。 1位 自民 135000 2位 社民 100000 3位 公明  75000 4位 共産  55000 5位 立民  42000 6位 れいわ  38000 7位 国民  32000 8位 維新  21000 9位 N国  10000 社会民主党は、沖縄県においては全国平均の立憲民主の立ち位置にあり、圧倒的な存在感を示している。特に宜野湾市、沖縄市、うるま市における得票の高さは顕著だ。かつての本土の日本共産党のように「暴力主義」という極端な路線を取ったことは皆無であり、沖縄における革新勢力の中心は実際は今も社民党なのだ。

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