過去の行動と「正反対」に宣伝する政党

「共産党は、戦争に一貫して反対してきた」。本日付の赤旗紙面にこのような発言をする人物が1面で掲載されている。これは同党のプロパガンダにおける最大の虚偽宣伝の一つだ。いまだにこのように思い込んでいる人たちは意外と少なくない。史実は、同党は過去に全党あげて違法なテロ行為に手を染めたことのある日本で唯一の政党であり、朝鮮戦争のころにはソ連や中国、北朝鮮の戦争に「反対」どころか、それに「加担」した実績をもつ政党である。こうした明白な歴史的事実の前に、「戦争に一貫して反対してきた」などとはよく言えたものだ。上記の赤旗紙面では、今の政府は、過去の戦争についてきちんとした謝罪も総括もしていないなどと主張している。では同党は、過去の自分たちのテロ活動について、きちんと謝罪あるいは総括をしたことがあるだろうか。少なくとも謝罪をした事実は私の知るところ一度もないし、きちんとした総括もなされているとはいえない。にもかかわらず、自分できちんとやっていないことを、他の党には手の平を返したように求める。日本共産党の行動は、ブレないどころか、すべてにおいて矛盾だらけ。結局のところ、目先の党勢拡大だけが大事なのであって、過去の言動と正反対の行動をとることにも何のためらいもないようだ。

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