日共検証9 徳田サマサマ

個人的な見解になるが、戦後すぐの日本共産党の指導者が徳田球一氏であったことは、日本にとっては幸福であった。共産党らしい指導者として当時一世を風靡し、さらにその後は武装闘争路線に切り替え、日本共産党をいったんは壊滅してくれた。もしあのとき、ソツのないカリスマ的な指導者が存在し、うまくやり通していたら、日本も社会主義国になっていた可能性は大いにあったはずだ。逆説的にいえば、そうならなかったという意味で、徳田球一氏に感謝したい気持ちである。現在の日本共産党では、徳田氏という固有名詞を肯定的に出すことすら許されない雰囲気もあるようだが、この人物が日本に与えた功績は重要なものがあると思う。

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