根本がウソで成り立つ政党

 たまたま出張中で目にしていなかったが、3月2日付の「しんぶん赤旗」で、前日の1日に日経新聞の紙面に関して同社に対し日本共産党の広報部長が抗議を行ったという記事が掲載されていた。問題となったのは日経夕刊の2月22日付の記事。各政党の綱領を取り扱った企画記事で、共産党の「51年綱領」について客観的に取り上げ、「暴力革命を打ち出した」と記述していた。これに対し、現在の志位共産党が噛みつき、従来の宮本顕治時代からの同様の反論を行ったというわけだ。「51年綱領」は当時の徳田球一書記長(当時の同党党首)の時代に制定された日本共産党の綱領で、それに基づき、第4回全国協議会、第5回全国協議会で武装闘争路線を明確に打ち出し、警察官の殺害などに打って出た。このとき、戦後の同党を牽引することになる宮本顕治氏(後年の同党トップ)は党内の中央幹部のレッキとした一員であった。にもかかわらず、宮本は当時のことを「分派が勝手に作った文書」などと開き直り、現在の書記局長である小池もそれをオウムのように繰り返している構図である。 私はこれらの関連の取材の中で、当時、党から打ち出された暴力闘争をまじめに行った党員などから、「当時の党員の行動が分派の行動でいまの共産党に責任がないという論法は、一般世間の常識からは通用しない。まるで不祥事を起こした会社の後継役員が、わが社の過去の不祥事は現在の会社とは無関係と言っているようなもので、滑稽極まりない」との指摘を何度も耳にしてきた。 この問題は、日本共産党が「虚偽(=ウソ)で成り立つ政党」であることの、実は最大の証(あかし)である。

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