弟が平気で兄を殺す国

共産主義とはやはり怖いものだ。私の最初の感想はそういうものである。人間の命がモノ同然の扱いを受ける社会となることは多くの人が感じている。旧ソ連をはじめ、多くの罪なき人びとの命が奪われた。共産主義が起因する殺害はすでに累計で1億人を超えるとされ、第二次世界大戦の死者総数を上回っている。戦後日本は幸いにして、共産主義国家にならずに済んだが、もしそうなっていれば、かの国とほぼ大同小異の国になっていただろうと予測する。現在、日本国内に「共産主義」を標榜する合法政党はいまだに存在するが、日本という曲がりなりにも戦後民主主義の国家に咲く“あだ花”にすぎない。小さい間はそれなりの政治的効用もあるかもしれないが、それが多数派になった際はどうなるか。多くの国が歴史の教訓を示している。

 

 

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