新年から「寝言」を掲載した志位和夫

本日付のしんぶん赤旗で、日本共産党委員長の志位和夫が昨年12月にベトナムで行った講演内容を掲載していた。そこで掲載されている、日本における社会主義革命の展望について教えてくださいとの聴衆の質問への答えが興味深い。志位は社会主義革命の前に日本では2つの民主主義革命が必要と説き、第1はアメリカへの従属をなくすこと、第2に財界や大企業の横暴を抑えて国民の暮らしを守るルールある経済社会をつくることを挙げている。その上で、社会主義社会へ移行すれば、労働時間がうんと短くなると語り、私見として「労働時間が1日3時間や4時間ですむような社会になることも可能」などの夢物語を語っている。要するに、志位の頭の中にはいまも「地上の楽園」ともいえるような空想が渦巻いているようだ。

その意味では究極のKYぶりを示したという点で興味深い内容である。それにしても、国民のほとんどが工場などで労働しているわけでもあるまいし、このような時代遅れの思想に頭が占められていること、さらにそれを公の機関紙上で堂々と発表できるほどの神経、いずれも私にとっては驚くべきことばかりだ。

余った余暇の時間を使って何をするのか。犯罪に走る者だって出てくるだろう。こういう思考停止というか、究極の善意主義といおうか、いまだに「お花畑」に生きている政党指導者が日本に存在することは特筆に値する。

 

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