村上国治が死亡して25年

1952年1月に札幌市警の白鳥警備課長を暗殺した首謀者として逮捕・起訴され、懲役20年の刑に服した村上国治・元日本共産党札幌委員会委員長が94年のこの日、自宅で死亡して25年となる。村上はこの事件の刑事裁判で、札幌委員会に軍事委員会はなかったなどと偽証のオンパレードを繰り広げ、共産党組織を守ることに腐心した。真実をねじまげて組織に忠誠をつくし続けたものの、仮出所後、自転車窃盗事件が新聞ざたとなり、日本共産党から捨てられる形となった。最後は埼玉県の自宅が火災となり焼死したが、関係者には事故死と見る者は少なく、党に見捨てられ、それを苦にした自殺ととらえる者が多い。村上もまた、日本共産党という組織の犠牲者にほかならなかった。

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