東京都が補正予算案 学校エアコン設置81億円

本日付朝刊各紙は東京都が総額92億円の補正予算案を発表したことを報じている。昨年夏の大阪北部地震の発生以降、公立学校のエアコン設置が問題となっていたが、都道府県によってその進捗状況はかなり開きがあった。東京都は一般教室ではエアコン設置がかなり進んでいるものの、体育館のエアコン設置はあまり進んでいなかった。今回東京都は、都内の小中学校の体育館538カ所を対象に、クーラーや断熱材の設置補助に81億円を計上する。昨日のコラムでふれたのと同様、本日付の「公明新聞」「しんぶん赤旗」はともに自分たちの主張が通った趣旨の記事を掲載。共産党に至っては、実現性の乏しい条例案まで提出してパフォーマンスを繰り返してきた。この補正予算案に、いつもなら予算案に反対する日本共産党も、珍しく賛成に回るしかないのではあるまいか。もはや同党にとって、「なんでも反対」だけでは生きていけない厳しい時代に入ったのかもしれない。

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