「虚偽宣伝」によって生きのびる政党

やはり日本共産党はウソで成り立つ政党であることを実感させる紙面だ。本日付の「しんぶん赤旗」にラジオ日本で収録した志位和夫委員長と橋本読売特別編集委員とのやりとりが掲載されている。そこで志位はこう述べているのだ。「日本共産党は戦前、戦後、平和と民主主義、人権を守ってぶれずに頑張ってきました」。ウソをつけ! 戦後の一時期、平和・民主主義とは真逆の暴力・殺人集団と化し、党として多くの犯罪を起こした事実を隠蔽する態度だ。このような姿を見るにつけ、この政党に「未来はない」と感じる。

このやりとりの冒頭に、橋本氏が「戦後の激動のなかで共産主義があちこちで倒れていくなかで、日本共産党がずっと長くやってきたのはなぜ」との質問に、志位は「日本共産党はソ連の干渉をはねのけ、自主・独立の立場を貫き、日本の進むべき道は自分で決めると活動してきた」と述べているが、これも完全な大ウソだ。

結論を述べるが、このように根幹のところで虚偽宣伝を繰り返してきたことが、この党が今も存続している唯一の理由だ。橋本氏への私なりの答えを用意すれば、虚偽プロパガンダを打ち破る「真実の対抗言論」が希薄であることが、日本共産党を生きながらえさせてきた唯一の理由と思える。

右翼勢力が南京大虐殺はなかったと虚偽の宣伝を繰り返すのと同様に、日本共産党の自己愛から生じる虚偽プロパガンダの態度も何ら変わらない。要するに、右翼も左翼も、その本質はまったく同じということだ。

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