小沢一郎の変わらない不動産錬金術

政治家小沢一郎といえば、ロッキード疑獄で逮捕・起訴された田中角栄元首相の秘蔵っ子であったことはよく知られる。膨大な資金を活用し、権力維持に用いる手法もよく似ているが、そうした政治資金を不動産購入の手法で運用したことがきっかけとなり刑事事件となったのが同氏の資金管理団体「陸山会」をめぐる事件だ。刑事事件では秘書3人が起訴され有罪判決を受けたが、小沢本人は秘書との共謀が立証されていないとして無罪判決が出された。ただしこの場合、明確に「シロ」と認定された判決というより、「クロ」に近い「グレー」という評定に近い。またこの件で記事にした報道を小沢自身が名誉棄損で提訴していた民事裁判では、小沢の敗訴が確定している。

小沢による不動産を用いた錬金術はこのほど沖縄でも行われていたことが発覚した。新基地建設で争点となっている辺野古周辺で小沢自身の購入した膨大な土地とプールつきの豪邸が問題になっている。

現在、小沢の弟子が「オール沖縄」の統一候補として知事選に出馬しているが、親分の小沢自身が辺野古問題を錬金術(=金儲け)に活用する実態が明らかになったわけだ。まさに藪を突いたら蛇が出た類いの話である。

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