「元祖」カメレオン政党の人間が書いた本

日本共産党の下部出版社である新日本出版社から出た『創価学会の変貌』という本に目を通した。著者は元赤旗記者で、宗教専門の記者とされる人物だが、その内容は、まるで日本共産党のことをそのまま書いているような断定的な論調が目立つ。たとえば、公明党のことを「カメレオン政党」などと揶揄しているが、カメレオンの「元祖」が日本共産党であるという事実は当人はすっかり失念してしまっているようだ。また教団に対し、「都合の悪い事実は隠蔽、削除して歴史を書き改める」などと批判しているが、これこそ日本共産党にそのまま当てはまる言葉であり、自分の立場を弁えない論調には、呆ればかりが先に立つ内容といえよう。

既述内容に独自取材あるいは独自のニュースソースを思わせるものはほとんどなく、他者の取材をそのまま引用している情報の羅列にすぎない。こんな本をよく出したものだ。赤旗記者のレベルもここまで落ちたかと感じさせる内容である。

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