「平和の党」のふりをした詐欺まがい政党

日本共産党が戦後の一時期、火炎瓶の製造を党員に奨励し、暴力革命に着手した事実は、知る人は知っている。1952(昭和27)年ごろのことなので、当時20歳だった人でもいまは86歳で、多くが鬼籍に入っていく年代だ。この間、私は日本共産党批判の本格的な活動から離れていた状態だったが、最近、2009年に発刊されていた『検証 大須事件の全貌』(宮地健一著)という本を手にした。同党が戦後間もないころに起こした4大武装闘争事件の一つ、大須事件について、その公判内容などを調査・分析した貴重な記録である。

 

近年、日本共産党は安保法制などに中心的に反対し、「平和の党」のようなふりをしているが、実際は同党の本質が「平和の党」からかけ離れており、「暴力主義の政党」であることを立証する歴史的史実に関する書物だ。例えていえば、カラスの体は真っ黒なのに、外部にはまるで真っ白であるかのように振る舞い、信じ込ませてきたことの証明の記録ともいえる。興味ある向きはインターネットなどでぜひご購入いただきたい。

 

この種のテーマから離れかけていた私に、再度調査を起こす気持ちを喚起していただいた地元共産党の自治体議員、および地区委員長には深く感謝しなければならない。

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